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土鉢
ふりがな文庫
“土鉢”の読み方と例文
読み方
割合
どばち
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どばち
(逆引き)
私は買って帰って、
土鉢
(
どばち
)
に少しばかり庭の土を入れて、それを埋めて書斎に置いた。
サフラン
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
杜若
(
かきつばた
)
を
一年
(
ひととせ
)
植
(
うゑ
)
たが、あの
紫
(
むらさき
)
のおいらんは、
素人手
(
しろうとで
)
の
明
(
あか
)
り
取
(
とり
)
ぐらゐな
處
(
ところ
)
では
次
(
つぎ
)
の
年
(
とし
)
は
咲
(
さ
)
かうとしない。
葉
(
は
)
ばかり
殘
(
のこ
)
して
駈落
(
かけおち
)
をした、
泥
(
どろ
)
のまゝの
土鉢
(
どばち
)
がある。……
其
(
それ
)
へ
移
(
うつ
)
して、
簀
(
す
)
の
子
(
こ
)
で
蓋
(
ふた
)
をした。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「本当に
彼女
(
あのこ
)
はちっともさっぱりした所がない、いやに
執念
(
しゅうねい
)
な人だよ」と夫人は常にののしりぬ。ああ
土鉢
(
どばち
)
に植えても、
高麗交趾
(
こうらいこうち
)
の鉢に植えても、花は花なり、いずれか日の光を待たざるべき。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
土鉢(どばち)の例文をもっと
(3作品)
見る
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
鉢
常用漢字
中学
部首:⾦
13画
“土”で始まる語句
土産
土
土地
土塀
土間
土器
土手
土瓶
土堤
土耳古
“土鉢”のふりがなが多い著者
徳冨蘆花
泉鏡太郎
森鴎外
泉鏡花