トップ
>
土臭
>
つちくさ
ふりがな文庫
“
土臭
(
つちくさ
)” の例文
二階の正面に
陣取
(
じんど
)
って、舞台や
天井
(
てんじょう
)
、土間、
貴顕
(
きけん
)
のボックスと、ずっと見渡した時、吾着物の中で
土臭
(
つちくさ
)
い
体
(
からだ
)
が
萎縮
(
いしゅく
)
するように感じた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
窮理
(
きゆうり
)
決
(
けつ
)
して
迂
(
う
)
なるにあらず
実践
(
じつせん
)
何
(
なん
)
ぞ
浅
(
あさ
)
しと云はんや。
魚肴
(
さかな
)
は
生臭
(
なまぐさ
)
きが
故
(
ゆゑ
)
に
廉
(
やす
)
からず
蔬菜
(
やさい
)
は
土臭
(
つちくさ
)
しといへども
尊
(
たふ
)
とし。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
一度後に
退
(
しりぞ
)
いて了ふと、私は、この
遲鈍
(
ちどん
)
な、口を開けて
魂消
(
たまげ
)
てゐる、
土臭
(
つちくさ
)
い子供らの幾人かゞ、十分に敏感な機智のある娘として眼を醒したのに氣が附いた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
ああ、どうも
咽喉
(
のど
)
が乾いてしまった。やあ双子さん。今日は。ご免なさい。少し水を呑んでやろうかな。はてな、どうもこの水は変に
土臭
(
つちくさ
)
いぞ。どこかのまっ黒な馬鹿ァが頭を
双子の星
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
ヤマユリの名は、なんとなく
土臭
(
つちくさ
)
い感じがして、いっこうに上品に聞こえない。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
▼ もっと見る
土臭
(
つちくさ
)
い鮒がふよつき
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
臭
常用漢字
中学
部首:⾃
9画
“土”で始まる語句
土産
土
土地
土塀
土間
土器
土手
土瓶
土堤
土耳古