呼寄よびよせ)” の例文
呼寄よびよせ相談に及びしは其方は幼年えうねんなれども感應院の手許てもとにて教導けうだうを受し事なれば可なりに修驗しゆけん眞似まねは出來べし我々始め村中より世話せわ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「今度なんて仰有おつしやらずに、旦那も明日あしたあたり電信でお呼寄よびよせになつたら如何いかがで御座います」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
殿様のお呼寄よびよせになってならないのは誰か。
呼寄よびよせて相談しけるに此お粂は元來もとより生質うまれだてよからぬ者なれば唯手前勝手の事のみ言て一かう世話せわもなさゞれば母は大いに立腹りつぷくなし親の難儀なんぎ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
掘出ほりいだし候ところかみへも御屆申上げずひそかに自分方へ仕舞置しまひおき候旨をば訴へに及びたり役人中此由を聞き吟味の上兵助を役所へ呼寄よびよせ其方事此度はたけより古金のかめ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)