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右腕
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みぎうで
ふりがな文庫
“
右腕
(
みぎうで
)” の例文
「
半助
(
はんすけ
)
どのに、
代理
(
だいり
)
をお願いいたしたい。この呂宋兵衛は、さきごろ
桑名
(
くわな
)
で少し
右腕
(
みぎうで
)
をいためておりますので……」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「似ている人間は、天下にいくらもいます。
右腕
(
みぎうで
)
に古い
刀創
(
かたなきず
)
があるとか何とか云うのも一人に限った事ではない。君は
狄青
(
てきせい
)
が
濃智高
(
のんちこう
)
の
屍
(
しかばね
)
を検した話を知っていますか。」
西郷隆盛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そこで父の
右腕
(
みぎうで
)
、母のおもい子の岩吉も、頭は五分刈、中折帽、紋付羽織、袴、靴、
凜
(
りゅう
)
とした
装
(
なり
)
で、少しは
怯々
(
おどおど
)
した然し
澄
(
す
)
ました顔をして、鎮守の宮で
神酒
(
みき
)
を飲まされ、万歳の声と
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
赤シャツは
右腕
(
みぎうで
)
をあげて自分の腕時計を見て何気なく
低
(
ひく
)
くつぶやきました。
耕耘部の時計
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
地べたをさぐって
般若丸
(
はんにゃまる
)
をひろい、
果心居士
(
かしんこじ
)
の
右腕
(
みぎうで
)
にからみつくと、居士は
藁
(
わら
)
でも持つようにフワリと竹童のからだを
小脇
(
こわき
)
にかかえ、やがて、八
神殿
(
しんでん
)
の
裏宮
(
うらみや
)
から
境内
(
けいだい
)
をぬけ、
森々
(
しんしん
)
たる
木立
(
こだち
)
のおくへ
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“右腕”の意味
《名詞》
右の腕。
右手投げの投手。
(出典:Wiktionary)
右
常用漢字
小1
部首:⼝
5画
腕
常用漢字
中学
部首:⾁
12画
“右”で始まる語句
右
右手
右舷
右左
右近
右顧左眄
右往左往
右馬允
右側
右方