可忌いまわし)” の例文
神職 ……居眠りいたいて、ものもあろうず、かんふたを打つよりも可忌いまわしい、鉄槌かなづちを落し、くぎこぼす——釘は?……
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
懐中ものまで剥取はぎとられた上、親船おやぶね端舟はしけも、おので、ばら/\にくだかれて、帆綱ほづな帆柱ほばしら、離れた釘は、可忌いまわし禁厭まじない可恐おそろし呪詛のろいの用に、みんなられてしまつたんです。
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
幸いに可忌いまわしい坊主の影は、公園の一ぼく一草をも妨げず。また……人の往来ゆきかうさえほとんどない。
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
幸ひに可忌いまわしい坊主の影は、公園の一ぼくそうをもさまたげず。又……人の往来ゆきかふさへほとんどない。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)