參向さんかう)” の例文
新字:参向
いましめらる然れば今年も參向さんかう公家衆くげしうは御三方にして例年の如く御先は花山院くわざんゐん中納言有信卿菊亭大納言定種卿勅使は日野大納言定立卿なり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
モンタギュー、其方そちは、この午後ひるごに、まうかすこともあれば、裁判所さいばんしょフリータウンへ參向さんかうせい。あらためてまうすぞ、いのちしくば、みな立退たちされ。
斯の如く帳面に書留かきとめ之有り右日野家家來けらい逐電ちくでんの始末は毎年八月十五日城州じやうしう男山石清水八幡宮放生會はうじやうゑに付參向さんかう公家衆くげしうあり抑々そも/\この正八幡宮は其昔時むかし 應神天皇を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かく參向さんかうの公家衆例年の通り八幡宮御寶前はうぜんに於て御神拜しんはいをはり御式路淀の城下に差掛られしが茲に木津川きづがは淀川よどがは桂川かつらがはと云ふ三所の大川あり是に大橋小橋孫橋といへる三橋を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)