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かたち
霎時聞かせたまへ。我今
仮に
化をあらはして
話るといへども、神にあらず仏にあらず、もと
一〇五非情の物なれば人と異なる
慮あり。
君が今日家の子を
賞じ給ふに
感でて、翁が思ふ
三四こころばへをもかたり
和まんとて、
仮に
化を
見はし侍るが、十にひとつも
益なき
閑談ながら、
三五いはざるは腹みつれば
翁これを納めて、
二九三祝部らにわかちあたへ、
自は一
疋一
屯をもとどめずして、豊雄にむかひ、
二九四畜你が
秀麗に
姧けて
二九五你を
纏ふ。你又
畜が
仮の
化に
魅はされて
二九六丈夫心なし。