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包
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つゝま
我家へ
連行つ何で
喧嘩をなされたと問ばお光は面はゆ
氣に物
爭そひせし
解ならず
二個泪を
翻してゐたるは斯樣々々の次第なりと婚姻
破談に成し事を
包ず告ればお金は驚きあれ程までに手を
締殺せし覺え
毫程も御座なく候何卒私しの
心底御察し下され度願上候と
仔細包ず思ひ込で申立ければ越前守殿
點頭れ諏訪町の家主其外長屋の者に向はれ
只今菊が申立し通りなるかと尋ねらるゝに
家主始め皆々恐る/\進み出只今菊が申上候通り常々
渠が孝行なることは長屋一統感心致し居候然るを