みことのり)” の例文
みことのりのままに奉ると申しければこのおとめを湯津ゆづのつまくしに取りなし、みずらにさし八醞やみおりの酒を八つのふねにもりて待ちたもうに、はたしてかの大蛇おろち来たれり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
然れどもおなじきことなることを別たずして、倶に天皇のみことのりままに、相たすけてさかふること無からむ。し今より以後のちちかひの如くならずば、身命いのちほろび、子孫うみのこ絶えむ。忘れじあやまたじ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
全市をからッぽにするわけじゃなあ。吉田天皇のみことのりじゃけん、どげんかことでも出来るわけたい
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
みことのり都忘れの花とかや
七百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)