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別山
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べっさん
ふりがな文庫
“
別山
(
べっさん
)” の例文
大日岳の連嶺にはいつもながら雪が多い。劒と大日との間から
別山
(
べっさん
)
が、不思議の世界でも覗くように
脊伸
(
せの
)
びして、魚津の海を
瞰下
(
みお
)
ろしている。
黒部川奥の山旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
白馬——
唐松
(
からまつ
)
——五龍——
鹿島槍
(
かしまやり
)
——
針
(
はり
)
ノ
木
(
き
)
——
蓮華
(
れんげ
)
——
烏帽子
(
えぼし
)
——
野口
(
のぐち
)
五郎——
三俣蓮華
(
みつまたれんげ
)
——
黒部
(
くろべ
)
五郎——
上
(
かみ
)
ノ
岳
(
たけ
)
——
楽師
(
やくし
)
——鷲岳——
雄山
(
おやま
)
——
大汝
(
おおなんじ
)
——
別山
(
べっさん
)
——剣……といったような計画を
可愛い山
(新字新仮名)
/
石川欣一
(著)
『越中遊覧志』(此書の著者は明治十八年八月
芦峅寺
(
あしくらじ
)
から立山に登った)を見ると
別山
(
べっさん
)
から劒岳方面を展望した記事の後に次のように書いてある。
後立山は鹿島槍ヶ岳に非ざる乎
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
前の日に
別山
(
べっさん
)
の頂上から双眼鏡で眺めて、「あの
偃松
(
はいまつ
)
の
側
(
そば
)
を登ってから如何するんだろう、彼処までは登れるがなあ」
黒部川奥の山旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
黒部
別山
(
べっさん
)
に撞き当るに至って
俄
(
にわか
)
に険悪の度を加え、崖は高く
流
(
ながれ
)
は急に、河床には巨岩錯峙し、水石相激して谷の中はまるで大風が吹きすさぶような水音で鳴りどよんでいる。
黒部峡谷
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
▼ もっと見る
この山は古来登山者絶無と称せられ、望見した姿も断崖と絶壁とで成り立った岩の山であって、近く
別山
(
べっさん
)
の頂上あたりから眺めても何処をどう登ったものか見当のつけようがない。
越中劒岳
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
劒岳は
此
(
この
)
方面から見ると素晴らしい金字塔を押し立て、
別山
(
べっさん
)
、
真砂
(
まさご
)
岳から富士ノ折立、
雄山
(
おやま
)
と続いた立山連峰の壮観は、他の追従を許さない。薬師の大岳は半ば以上立山に隠れる。
白馬岳
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
黒部
別山
(
べっさん
)
の大タテガビンや
奥鐘
(
おくかね
)
山の絶壁のように、他に類例を認められないようなものは別としても、五、六十米から百米前後の高さに屹立しているものは、珍らしくないのである。
渓三題
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
“別山”の解説
別山(べっさん)は、富山県・飛騨山脈(北アルプス)の立山連峰にある標高は2,880mの山。
(出典:Wikipedia)
別
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“別”で始まる語句
別
別嬪
別離
別荘
別墅
別棟
別懇
別段
別々
別人