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切断
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せつだん
ふりがな文庫
“
切断
(
せつだん
)” の例文
旧字:
切斷
中
(
なか
)
には
片腕
(
かたうで
)
を
切
(
き
)
られ、また
両脚
(
りょうあし
)
を
切断
(
せつだん
)
されて
不具者
(
ふぐしゃ
)
になっているのもあります。そして
今夜
(
こんや
)
にも
死
(
し
)
にそうな
重
(
おも
)
い
病人
(
びょうにん
)
もありました。
消えた美しい不思議なにじ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
散魔文
(
さんまもん
)
の
秘句
(
ひく
)
をとなえ、手の
禅杖
(
ぜんじょう
)
をふりあげ、エイッ! と水流を
切断
(
せつだん
)
するように打ちおろした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかし人間の身体を九つ位にバラバラに
切断
(
せつだん
)
して、この蟒に
一塊
(
いっかい
)
ずつ喰べさせれば、比較的容易に片づくわけだし、腹も著しく
膨
(
ふくら
)
むこともなかろうと考えたので、質問してみようと思ったが
爬虫館事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
電燈
(
でんとう
)
は二、三
度
(
ど
)
明滅
(
めいめつ
)
したが、
線
(
せん
)
が
切断
(
せつだん
)
されたとみえて、まったく
消
(
き
)
えてしまった。
裏
(
うら
)
の
大
(
おお
)
きな
桜
(
さくら
)
と、かしの
木
(
き
)
のほえる
音
(
おと
)
が、
闇
(
やみ
)
のうちで
死
(
し
)
にもの
狂
(
ぐる
)
いに
戦
(
たたか
)
っている
獣
(
けもの
)
のうなり
声
(
ごえ
)
を
想像
(
そうぞう
)
させました。
台風の子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「それは正しい考えだ。しかしねえ正吉君、不幸なことに、さっきの宇宙扉の衝突で、こっち例の気密扉を下ろすモーターの配線が
切断
(
せつだん
)
してしまってね、かんじんの気密扉が下りなくなったのだよ」
三十年後の世界
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
断
常用漢字
小5
部首:⽄
11画
“切断”で始まる語句
切断機