トップ
>
出勤
>
しゅっきん
ふりがな文庫
“
出勤
(
しゅっきん
)” の例文
目がさめたときには、すっかり夜があけ、明るい
太陽
(
たいよう
)
がさしこんでいて、
出勤
(
しゅっきん
)
してきた
店員
(
てんいん
)
の話し声や
掃除
(
そうじ
)
をする音がきこえていた。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
と
細君
(
さいくん
)
がとがめる。
糟谷
(
かすや
)
はうんにゃといったまま
井戸端
(
いどばた
)
へでた。食事もいそいで
出勤
(
しゅっきん
)
のしたくにかかると、ふたりの子どもは右から左から父にまつわる。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
毎朝
(
まいあさ
)
、
父
(
ちち
)
は、この
時計
(
とけい
)
を
見
(
み
)
て
出勤
(
しゅっきん
)
したし、また
母
(
はは
)
は、この
時計
(
とけい
)
を
見
(
み
)
て、
夕飯
(
ゆうはん
)
のしたくをしたのでした。そして、
時計
(
とけい
)
は、
休
(
やす
)
みなく、くるいなく、
忠実
(
ちゅうじつ
)
に、そのつとめをはたしたのです。
時計と窓の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
今日
(
きょう
)
はもう
出勤
(
しゅっきん
)
した片岡先生はきゅうに
英雄
(
えいゆう
)
にでもなったように、引っぱりだこだった。どうだった? の
質問
(
しつもん
)
に答えて、一日でげっそり
頬
(
ほお
)
のおちた彼は、青いひげあとをなでながら
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
六郎は東京にて山岡鉄舟の
塾
(
じゅく
)
に入りて、
撃剣
(
げきけん
)
を学び、木村氏は熊谷の裁判所に
出勤
(
しゅっきん
)
したりしに、或る日六郎
尋
(
たづ
)
ねきて、撃剣の時
誤
(
あやま
)
りて
肋骨
(
あばらぼね
)
一本折りたれば、しばしおん身が
許
(
もと
)
にて
保養
(
ほよう
)
したしという。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
糟谷
(
かすや
)
はきょうにかぎって、それがうるさくてたまらないけれど、
子煩悩
(
こぼんのう
)
な自分が、毎朝かならず
出勤
(
しゅっきん
)
のまえに、こうして子どもを
寵愛
(
ちょうあい
)
してきたのであるから
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
目
(
め
)
で
見
(
み
)
た、一つの
例
(
れい
)
をとれば、ここに
毎朝
(
まいあさ
)
出勤
(
しゅっきん
)
する
紳士
(
しんし
)
があります。
風はささやく
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
翌朝
(
よくちょう
)
はようやく
出勤
(
しゅっきん
)
時間にまにあうばかりにおきた。よほど
顔色
(
かおいろ
)
がわるかったか
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
勤
常用漢字
小6
部首:⼒
12画
“出勤”で始まる語句
出勤札
出勤簿
出勤際
出勤刻限