“しゅっきん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
出勤75.0%
出金12.5%
淑均12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
細君さいくんがとがめる。糟谷かすやはうんにゃといったまま井戸端いどばたへでた。食事もいそいで出勤しゅっきんのしたくにかかると、ふたりの子どもは右から左から父にまつわる。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
私は繋獄けいごくの身となるもゆることがない、ついては若干じゃっかんの金を得て老母の養老金にしたいと頼まれ、わが輩一ぺん義侠ぎきょう、これをいなむにしのびず、彼のために出金しゅっきんした
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
将軍尚寵しょうちょうは、性行淑均しゅっきん軍事に暁暢ぎょうちょうし、昔日せきじつに試用せられ、先帝これをよしとのたまえり。これを以て衆議、ちょうをあげて督となせり。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)