“でかた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
出方91.7%
出勤4.2%
出演者4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちに馴染なじみの芝居茶屋の若い者や劇場の出方でかたなどが番附を配って来る。それは郵便のように門口かどぐちから投げ込んでゆくのではない。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
しかもその上介抱人が。主人だったら出勤でかたかなわず。奥さんだったら仕事が出来ない。又は子供が学校に行けば。あれは「キの字」の卵よなんどと。寄ってたかって嘲弄されます。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
生まれて初めて今松は一座が八人でお客が五人——出演者でかたよりお客のほうが三人少なかった興行を、五本松の唄で名高い関の岬で経験した。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)