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円蓋
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えんがい
ふりがな文庫
“
円蓋
(
えんがい
)” の例文
旧字:
圓蓋
箱根竹を
矯
(
た
)
めて
円蓋
(
えんがい
)
を作り、そのしほんに
梯子段
(
はしごだん
)
を持たせて、いつぞやお話した百観音の
蠑螺堂
(
さざえどう
)
のぐるぐると廻って階段を上る行き方を参考としまして
幕末維新懐古談:63 佐竹の原へ大仏を拵えたはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
もう大
円蓋
(
えんがい
)
は目に入らず、ただその寒ざむとした胴の灰色の壁だけが、のしかかるやうに
聳
(
そび
)
えてゐるのでした。
死児変相
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
見あぐれば淡い新月に照らされて、
碧玉随
(
へきぎょくずい
)
のような螢光を発し、いまにも頭の上に落ちかかろうとする怪偉な山容は、これぞアルプスの
大伽藍
(
だいがらん
)
モン・ブランの
円蓋
(
えんがい
)
。
ノンシャラン道中記:07 アルプスの潜水夫 ――モンブラン登山の巻
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
紅
(
べに
)
と緑の光弾、
円蓋
(
えんがい
)
、
火箭
(
ひや
)
、ああ、その銀光の
投網
(
とあみ
)
、
傘下
(
からかさおろ
)
し、爆裂し、
奔流
(
ほんりゅう
)
し、
分枝
(
ぶんし
)
し、交錯し、
粉乱
(
ふんらん
)
し、
重畳
(
ちょうじょう
)
し、
傘下
(
からかさおろ
)
し、傘下し、傘下し、八方に
爛々
(
らんらん
)
として一瞬にしてまた
闇々
(
あんあん
)
たる、清秀とも
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
名残りの
円蓋
(
えんがい
)
で
数珠
(
じゅず
)
かけ
鳩
(
ばと
)
が
ルバイヤート
(新字新仮名)
/
オマル・ハイヤーム
(著)
▼ もっと見る
蒼天は
円蓋
(
えんがい
)
の如し
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“円蓋”の意味
《名詞》
半球の形状をした天井。ドーム。
(出典:Wiktionary)
円
常用漢字
小1
部首:⼌
4画
蓋
常用漢字
中学
部首:⾋
13画
“円”で始まる語句
円
円髷
円座
円柱
円顔
円朝
円形
円味
円屋根
円卓