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内聞
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ないぶん
ふりがな文庫
“
内聞
(
ないぶん
)” の例文
彼
(
か
)
の春見は清水助右衞門の
悴
(
せがれ
)
重二郎がいう通り、利子まで添えて三千円の金を返したのは、
横着者
(
おうちゃくもの
)
ながら、どうか此の事を
内聞
(
ないぶん
)
にして貰いたいと
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
事
(
こと
)
公
(
おおやけ
)
になれば、若様一人のお命では相済まぬ、相成るべくは、このまま
内聞
(
ないぶん
)
にいたして貰い度いが、どうじゃ。
銭形平次捕物控:238 恋患い
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
重臣から武者
溜
(
だま
)
りへ、それから下部の軽士たちへ——やがて洩れて来た
内聞
(
ないぶん
)
によると
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「この話は何れ沙汰のあるまで
内聞
(
ないぶん
)
にして置いてくれ給え」
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
今迄真実に
事
(
つか
)
えてくれたから、
内聞
(
ないぶん
)
にして
遣
(
つか
)
わし、表向にすれば面倒だによって、
永
(
なが
)
の
暇
(
いとま
)
を遣わす、また菊もそれ程までに思っているなら、町人になれ
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
「まだ
内聞
(
ないぶん
)
じゃから、そのおつもりでな」
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
斯
(
かゝ
)
る次第ゆえ、此の始末を娘が
聞知
(
きゝし
)
る時は、
憂
(
うれい
)
に
迫
(
せま
)
り
病
(
やまい
)
重
(
おも
)
って
相果
(
あいは
)
てるか、
願
(
ねがい
)
の成らぬに力を落し、自害をいたすも知れざるゆえ、
何卒
(
どうぞ
)
此の事ばかりは娘へ
内聞
(
ないぶん
)
にして下さらば
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
人間の道にあるまじき、人の預けた金を
遣
(
つか
)
い、預かった覚えはないと云ったのは
重々
(
じゅう/″\
)
申訳
(
もうしわけ
)
がないが、只今早速御返金に及ぶから、
何卒
(
どうか
)
男と見掛けてお頼み申すから棟梁さん
内聞
(
ないぶん
)
にして呉れまいか
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“内聞”の意味
《名詞》
内々に聞くこと。
公表しないこと。公にしないこと。
(出典:Wiktionary)
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
聞
常用漢字
小2
部首:⽿
14画
“内”で始まる語句
内
内儀
内部
内々
内証
内外
内裏
内證
内密
内輪