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内実
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ないじつ
ふりがな文庫
“
内実
(
ないじつ
)” の例文
旧字:
内實
柄にもなく色染めの皮足袋などをはいているところからおすと、
内実
(
ないじつ
)
は、意外に軽薄なので、
装
(
なり
)
だけで
高家
(
こうけ
)
を気取っているのかもしれない。
ひどい煙
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
内実
(
ないじつ
)
は暫く不問に置かれる、但し、右の古金、新金の
在所
(
ありか
)
はこの場で
訊
(
ただ
)
して帰らねば、身共役目が立ち申さぬ
大菩薩峠:08 白根山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「
内実
(
ないじつ
)
は、ただの左官職と思って、しばらく
下塗
(
したぬ
)
り
奴
(
やっこ
)
にでも化けこんで、
御公儀
(
ごこうぎ
)
の眼をくらます気でか」
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
それにお
恥
(
はず
)
かしいことには、
持
(
も
)
って
生
(
うま
)
れた
負
(
ま
)
けずぎらいの
気性
(
きしょう
)
、
内実
(
ないじつ
)
は
弱
(
よわ
)
いくせに、
無理
(
むり
)
にも
意地
(
いじ
)
を
通
(
とう
)
そうとして
居
(
い
)
るのでございますから、つまりは
自分
(
じぶん
)
で
自分
(
じぶん
)
の
身
(
み
)
を
削
(
けず
)
るようなもの
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ここらで思いきってお艶と栄三郎を引き離し、お艶は
内実
(
ないじつ
)
は五百石の奥方。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
実
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
“内”で始まる語句
内
内儀
内部
内々
内証
内外
内裏
内證
内密
内輪