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しとやか
ふりがな文庫
“
優容
(
しとやか
)” の例文
『アラ
然
(
さ
)
うですか。お名前は新聞で承はつてましたけれど、
何誰
(
どなた
)
かと思つて、遂……』と
優容
(
しとやか
)
に頭を下げた。下げた頭の擧らぬうちに
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
縁側に手を
支
(
つか
)
えて、
銀杏返
(
いちょうがえし
)
の小間使が
優容
(
しとやか
)
に迎えている。
後先
(
あとさき
)
になって勇美子の部屋に立向うと、たちまち一種身に染みるような快い
薫
(
かおり
)
がした。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
『そんな
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
るも
ン
ですか』と
云
(
い
)
つて
愛
(
あい
)
ちやんは
優容
(
しとやか
)
に、『では、
皆
(
みん
)
な
病氣
(
びやうき
)
になつたでせう』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
『アラ然うですか。お名前は新聞で承はつてましたけれど、
何誰
(
どなた
)
かと思つて、遂……』と
優容
(
しとやか
)
に頭を下げた。下げた頭の挙らぬうちに
菊池君
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
勇美子も
慌
(
あわただ
)
しく立つ処へ、小間使は来て、廻縁の角へ
優容
(
しとやか
)
に現れた。何にも知らないから、小腰を
屈
(
かが
)
めて
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
と
優容
(
しとやか
)
な
物腰
(
ものごし
)
。
大概
(
たいがい
)
、
莟
(
つぼみ
)
から
咲
(
さ
)
きかかったまで、花の
香
(
か
)
を伝えたから、跛も、めっかちも聞いたであろうに、
仂
(
はした
)
なく笑いもせなんだ、つつましやかな
人柄
(
ひとがら
)
である。
縁結び
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
優
常用漢字
小6
部首:⼈
17画
容
常用漢字
小5
部首:⼧
10画
“優”で始まる語句
優
優男
優雅
優形
優美
優婆塞
優婉
優渥
優曇華
優劣