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僂痲質斯
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レウマチス
ふりがな文庫
“
僂痲質斯
(
レウマチス
)” の例文
彼
(
かれ
)
は
冬
(
ふゆ
)
になつてまた
起
(
おこ
)
りかけた
僂痲質斯
(
レウマチス
)
を
恐
(
おそ
)
れて
極
(
きは
)
めてそろ/\と
歩
(
ほ
)
を
運
(
はこ
)
んだ。
利根川
(
とねがは
)
を
渡
(
わた
)
つてからは
枯木
(
かれき
)
の
林
(
はやし
)
は
索寞
(
さくばく
)
として
連續
(
れんぞく
)
しつゝ
彼
(
かれ
)
を
呑
(
の
)
んだ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
復
(
ま
)
た
冬
(
ふゆ
)
が
來
(
き
)
た
時
(
とき
)
、
彼
(
かれ
)
は
今
(
いま
)
までの
腰
(
こし
)
の
痛
(
いた
)
みと
違
(
ちが
)
つた一
種
(
しゆ
)
の
疾患
(
しつくわん
)
を
生
(
しやう
)
じたやうに
感
(
かん
)
じた。
醫者
(
いしや
)
は
依然
(
いぜん
)
僂痲質斯
(
レウマチス
)
なのだといつて、
寒
(
さむ
)
い
夜
(
よ
)
に
火
(
ひ
)
の
番
(
ばん
)
をして
歩
(
ある
)
くのは
絶對
(
ぜつたい
)
に
惡
(
わる
)
いといふのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
僂
漢検1級
部首:⼈
13画
痲
漢検1級
部首:⽧
13画
質
常用漢字
小5
部首:⾙
15画
斯
漢検準1級
部首:⽄
12画