倩々つら/\)” の例文
御通じくださるべしとお頼み申せしが今にしれず餘り雲をつかやうなる御頼み事なりとて呵々から/\と笑ふを忠八は倩々つら/\聞て何やら其樣子は友次郎御夫婦にて其上印籠を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
やうやたかく、かぜすゞしく、ふね進行すゝみのやうである。わたくし甲板かんぱん安樂倚子あんらくゐすをよせて倩々つら/\かんがへた。
遂得とげえ殘念ざんねん此上なく候に付おそれ多き儀に候へ共吾助事死罪しざい御免おほせ付られ候樣御慈悲じひの御沙汰願上奉まつり度と申立る時越前守殿倩々つら/\聞居られしが不※ふと
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
まつべしと申付られしかば勘解由は我が家に歸り一こもりて居たりしがひと倩々つら/\考ふるに我大金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)