修身しうしん)” の例文
何故なぜだつて、なんなの、此間このあひだねえ、先生せんせい修身しうしんのお談話はなしをしてね、ひとなんだから、なか一番いちばんえらいものだつて、さういつたの。母様おつかさんちがつてるわねえ。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
くるわことばをまちにいふまでりとははづかしからずおもへるもあはれなり、としはやう/\かぞへの十四、人形にんげういてほうずりするこゝろ御華族ごくわぞくのお姫樣ひめさまとてかはりなけれど、修身しうしん講義こうぎ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
裁縫科の生徒は一週間のうち三四度本科の教場で修身しうしんと家政の講話だけを私等と一緒になつて聞くのでした。どう云ふわけか裁縫科の生徒は本科の生徒に比べて大人らしくなつて居ました。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
校長先生かうちやうせんせい修身しうしん
赤い旗 (旧字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
これも二年生位の時、先生は修身しうしんの話をしておいでになりましたが
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)