俗子ぞくし)” の例文
玉を烹たるもの、そのゆゑをきゝかまふたひらきればすでに玉はなかばかれたり。其たまわたり一寸ばかりこれしん夜光やくわう明月のたまなり。俗子ぞくしやくせられたる事悲夫かなしきかなしるせり。
玉を烹たるもの、そのゆゑをきゝかまふたひらきればすでに玉はなかばかれたり。其たまわたり一寸ばかりこれしん夜光やくわう明月のたまなり。俗子ぞくしやくせられたる事悲夫かなしきかなしるせり。
○太宰府より一里西に天拝山はいさんあり。 菅神この山にのぼりて朝廷てうていうら告文かうぶんを天にさゝげいのり、雷神となり玉ひしといふは、賢徳けんとくの御心をしらざる俗子ぞくし妄説まうせつを今につたへたるなり。
○太宰府より一里西に天拝山はいさんあり。 菅神この山にのぼりて朝廷てうていうら告文かうぶんを天にさゝげいのり、雷神となり玉ひしといふは、賢徳けんとくの御心をしらざる俗子ぞくし妄説まうせつを今につたへたるなり。
俗子ぞくしは是を 菅神の怨灵おんりやうとするは是又 菅神の賢行けんかうきずつけるなり。
俗子ぞくしは是を 菅神の怨灵おんりやうとするは是又 菅神の賢行けんかうきずつけるなり。