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余炎
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よえん
ふりがな文庫
“
余炎
(
よえん
)” の例文
旧字:
餘炎
もう、
日
(
ひ
)
は、
暮
(
く
)
れてしまって、
西
(
にし
)
の
空
(
そら
)
には一
日
(
にち
)
の
余炎
(
よえん
)
もうすれてしまいました。そして、ものの
蔭
(
かげ
)
や、
建物
(
たてもの
)
の
蔭
(
かげ
)
に、
闇
(
やみ
)
が
暈取
(
くまど
)
っていました。
石段に鉄管
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
また
百姓
(
ひゃくしょう
)
の
輩
(
はい
)
は
地租改正
(
ちそかいせい
)
のために
竹槍
(
ちくそう
)
席旗
(
せきき
)
の
暴動
(
ぼうどう
)
を
醸
(
かも
)
したるその
余炎
(
よえん
)
未
(
いま
)
だ
収
(
おさ
)
まらず、
況
(
いわ
)
んや現に政府の
顕官
(
けんかん
)
中にも
竊
(
ひそか
)
に不平士族と
気脈
(
きみゃく
)
を通じて、
蕭牆
(
しょうしょう
)
の
辺
(
へん
)
に
乱
(
らん
)
を
企
(
くわだ
)
てたる者さえなきに非ず。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
紅い夕日は、
僅
(
わず
)
かにほんのりと遠くの地平線に
余炎
(
よえん
)
を残していた。黒く人のように立っているものがある。それは、木の枝が固っているのであった。
過ぎた春の記憶
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
炎
常用漢字
中学
部首:⽕
8画
“余”で始まる語句
余
余所
余程
余裕
余燼
余韻
余計
余波
余所行
余所目