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今方
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いまがた
ふりがな文庫
“
今方
(
いまがた
)” の例文
揉
(
もん
)
でゐた所ろ
今方
(
いまがた
)
お
休
(
やす
)
みなされたのでやう/\出て
參
(
まゐ
)
りましたと云つゝ上りて
火鉢
(
ひばち
)
の
側
(
そば
)
身をひつたりと
摺寄
(
すりよせ
)
て
坐
(
すわ
)
れば庄兵衞
魂魄
(
たましひ
)
も飛して
現
(
うつゝ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
十畳の一室は、朝十一時から店へ出ていた女給と、
今方
(
いまがた
)
来たものとの交代時間で、坐る場所もないほど混雑している最中。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「お照。よく来てくれたな。実はもう来やしまいと思っていたんだ。おれも
今方
(
いまがた
)
帰って来た処だ。さア二階へお上り。」
雪解
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
銭湯
(
せんとう
)
は
今方
(
いまがた
)
湯を抜いたと見えて、雨のような
水音
(
みずおと
)
と共に
溝
(
どぶ
)
から
湧
(
わ
)
く湯気が寒月の光に
真白
(
まっしろ
)
く人家の軒下まで漂っている。
雪解
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
今方
(
いまがた
)
そんな騒ぎのあったとも心附かぬ
参詣
(
さんけい
)
の
群集
(
ぐんじゅ
)
は相も変らず本堂の階段を
上
(
あが
)
り
下
(
お
)
りしていると、いつものように、これも念仏堂の横手に陣取った
松井源水
(
まついげんすい
)
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
さすがに
唯
(
たった
)
今方
(
いまがた
)
世にも恐ろしい騒動のあった
後
(
あと
)
とて女供は一斉に声を
潜
(
ひそ
)
め姿を隠してしまったので
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
外に約束があるなら一時間でも三十分でもよいからと言って、一度外へ出てから、
今方
(
いまがた
)
再び立戻って来て、四、五人の女給にいろいろな物を食べさせている最中である。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
今
常用漢字
小2
部首:⼈
4画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“今”で始まる語句
今日
今
今朝
今度
今宵
今夜
今年
今更
今生
今時