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人並
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ひとな
ふりがな文庫
“
人並
(
ひとな
)” の例文
旧字:
人竝
八幡太郎
(
はちまんたろう
)
は
弓
(
ゆみ
)
の
名人
(
めいじん
)
でしたけれど、
人並
(
ひとな
)
みとちがった
強
(
つよ
)
い
弓
(
ゆみ
)
を
引
(
ひ
)
くということはなかったのですが、
為朝
(
ためとも
)
は
背
(
せい
)
の
高
(
たか
)
さが七
尺
(
しゃく
)
もあって、
力
(
ちから
)
の
強
(
つよ
)
い上に、
腕
(
うで
)
が
人並
(
ひとな
)
みより
長
(
なが
)
く
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
鼻と上唇の間が
人並
(
ひとな
)
みよりは狭くて、その上唇が上方にややめくれ上った形をしていると、細かに書いてしまうと、一向初代らしい感じがしないのだが、彼女は大体その様に
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
何
(
ど
)
うしたからとて
人並
(
ひとな
)
みでは
無
(
な
)
いに
相違
(
さうい
)
なければ、
人並
(
ひとなみ
)
の
事
(
こと
)
を
考
(
かんが
)
へて
苦勞
(
くろう
)
する
丈
(
だけ
)
間違
(
まちが
)
ひであろ、あゝ
陰氣
(
いんき
)
らしい
何
(
なん
)
だとて
此樣
(
こん
)
な
處
(
ところ
)
に
立
(
た
)
つて
居
(
ゐ
)
るのか、
何
(
なに
)
しに
此樣
(
こん
)
な
處
(
ところ
)
へ
出
(
で
)
て
來
(
き
)
たのか
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
田村麻呂
(
たむらまろ
)
はそんなに
強
(
つよ
)
い人でしたけれど、またたいそう
心
(
こころ
)
のやさしい人で、
人並
(
ひとな
)
みはずれて
信心深
(
しんじんぶか
)
く、いつも
清水
(
きよみず
)
の
観音様
(
かんのんさま
)
にかかさずお
参
(
まい
)
りをして、
武運
(
ぶうん
)
を
祈
(
いの
)
っておりました。
田村将軍
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
並
常用漢字
小6
部首:⼀
8画
“人並”で始まる語句
人並外