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些々
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さゝ
ふりがな文庫
“
些々
(
さゝ
)” の例文
併しながら、局部の
些々
(
さゝ
)
たる勝利から全線の勝敗が
逆睹
(
ぎやくと
)
されないと同じく、そんなことはいうに足りない。
文芸運動と労働運動
(旧字旧仮名)
/
平林初之輔
(著)
馬琴は
些々
(
さゝ
)
たる非写実文人、西行は無慾の閑人となりて、白石の如き、山陽の如き、足利尊氏の如き、仰向すべきは是等の事業家の外なきに至らんこと必せり。
人生に相渉るとは何の謂ぞ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
與へ
干殺
(
ほしころ
)
さんとこそ
巧
(
たく
)
みけれ
然
(
され
)
ば
無慚
(
むざん
)
なるかな藤五郎は其身
不行跡
(
ふぎやうせき
)
とは云ながら
僅
(
わづ
)
か三
疊
(
でふ
)
の
座敷牢
(
ざしきらう
)
に
押籠
(
おしこめ
)
られ
炎暑
(
えんしよ
)
の甚はだしきをも
凌
(
しの
)
ぎかね
些々
(
さゝ
)
たる
庇間
(
ひあはひ
)
の風を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
今迄私は私の
些々
(
さゝ
)
たる生活の出來事を詳細に亙つて記し、私の生涯の最初の十年の爲めに殆んど同數の章を
費
(
つひや
)
した。しかしこれは普通の自叙傳となるべきものではない。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
生れて
人間
(
にんげん
)
の價値をも知らず、宇宙の意味をも考へないで、一生を
衣食
(
いしよく
)
の
爲
(
ため
)
に
營々
(
えい/\
)
として
浪費
(
らうひ
)
して了ツたら、其は随分
辛
(
つら
)
いだらうが、
高
(
たか
)
が
些々
(
さゝ
)
たる
肉躰上
(
にくたいじよう
)
の
苦痛
(
くつう
)
のみなのだから
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
些
漢検準1級
部首:⼆
7画
々
3画
“些”で始まる語句
些
些細
些少
些事
些末
些中
些程
些子
些細事
些小