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乳虎
ふりがな文庫
“乳虎”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
にうこ
50.0%
にゅうこ
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にうこ
(逆引き)
行
(
ゆ
)
くこと
未
(
いま
)
だ
幾干
(
いくばく
)
ならず、予に先むじて
駈込
(
かけこ
)
みたる犬は奥深く進みて見えずなりしが、
哬呀
(
あなや
)
何事
(
なにごと
)
の
起
(
おこ
)
りしぞ、
乳虎
(
にうこ
)
一声
(
いつせい
)
高く吠えて
藪中
(
さうちう
)
俄
(
にはか
)
に
物騒
(
ものさわ
)
がし
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
疾しや遅しや其時此時、
背面
(
うしろ
)
の方に
乳虎
(
にうこ
)
一声、馬鹿め、と叫ぶ男あつて二間丸太に論も無く
両臑
(
もろずね
)
脆く
薙
(
な
)
ぎ倒せば、倒れて益〻怒る清吉、忽ち
勃然
(
むつく
)
と起きんとする襟元
把
(
と
)
つて、やい
我
(
おれ
)
だは
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
乳虎(にうこ)の例文をもっと
(2作品)
見る
にゅうこ
(逆引き)
屈従に慣れた女が、ふと
乳虎
(
にゅうこ
)
の怒りを発したように、血に渇いた眼が、ギラギラと貝殻のように輝くのです。
銭形平次捕物控:073 黒い巾着
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
それもその
筈
(
はず
)
、滝は他に向って乱暴
狼藉
(
ろうぜき
)
を極め、
憚
(
はばか
)
らず
乳虎
(
にゅうこ
)
の威を
揮
(
ふる
)
うにもかかわらず、母親の前では
大
(
おおき
)
な声でものも言わず、
灯頃
(
ひともしころ
)
辻の方に母親の姿が見えると、駆出して行って迎えて帰る。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
乳虎(にゅうこ)の例文をもっと
(2作品)
見る
乳
常用漢字
小6
部首:⼄
8画
虎
常用漢字
中学
部首:⾌
8画
“乳”で始まる語句
乳母
乳
乳房
乳呑児
乳人
乳呑
乳母車
乳児
乳首
乳汁
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幸田露伴
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野村胡堂