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乗上
ふりがな文庫
“乗上”の読み方と例文
旧字:
乘上
読み方
割合
のりあが
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のりあが
(逆引き)
道
(
みち
)
は
大畝
(
おほうね
)
りに、
乗上
(
のりあが
)
り
乗下
(
のりさが
)
つて、やがて、
野
(
の
)
は
迫
(
せま
)
り、
山
(
やま
)
来
(
きた
)
り、
巌
(
いはほ
)
近
(
ちか
)
づき、
川
(
かは
)
灌
(
そゝ
)
いで、やつと
砂煙
(
すなけぶり
)
の
中
(
なか
)
を
抜
(
ぬ
)
けたあたりから、
心細
(
こゝろぼそ
)
さが
又
(
また
)
増
(
ま
)
した。
樹
(
き
)
はいま
緑
(
みどり
)
に、
流
(
ながれ
)
は
白
(
しろ
)
い。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
東北その他へ出る汽車には、みんながおしおしにつめかけて、機関車のぐるりや、
箱車
(
はこぐるま
)
の屋根の上へまでぎっしりと
乗上
(
のりあが
)
って、いのちがけでゆられていくありさまでした。
大震火災記
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
転婆娘が、(あの、白菊と、私の黄ぎくと、どっちがいい、ええ坊や。)——礼さん、あなたが、
乗上
(
のりあが
)
って、二階の欄干へ、もろ手を上げて、身もだえをしたとお思いなさい。
菊あわせ
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
乗上(のりあが)の例文をもっと
(4作品)
見る
乗
常用漢字
小3
部首:⼃
9画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“乗”で始まる語句
乗
乗合
乗出
乗客
乗込
乗馬
乗掛
乗越
乗合自動車
乗換
検索の候補
上乗
最上乗
密乗上人
“乗上”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
鈴木三重吉
泉鏡花