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ちゆうあう
秋山の
中央に
中津川といふありて、(すゑは魚沼郡
妻有の庄をながれて千
曲川に入る川也)川の東西に十五ヶ村あり。
その
中央に
機を
建る、
是を
御機屋と
唱へて
神の
在がごとく
畏尊ひ、
織人の
外他人を入れず、
織女は
別火を
食し、
御機にかゝる時は衣服をあらため、
塩垢離をとり、
盥漱ぎこと/″\く
身を
清む
越後は
妻有上田の二
庄をながれて
魚野川の
急流をなし、
魚沼郡藪上の庄川口
駅の
端ににいたりて信濃を
流るゝ川と合して、
古志郡蒲原郡の
中央をながれて海に入る。信濃の流は
濁り越後は清し。