“藪上”の読み方と例文
読み方割合
やぶかみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
○こゝに我が魚沼郡うをぬまごほり藪上やぶかみの庄の村より農夫のうふ一人柏崎かしはざきえきにいたる、此路程みちのり五里ばかりなり。途中にて一人の苧纑商人をがせあきびとひ、路伴みちづれになりてゆきけり。
○こゝに我が魚沼郡うをぬまごほり藪上やぶかみの庄の村より農夫のうふ一人柏崎かしはざきえきにいたる、此路程みちのり五里ばかりなり。途中にて一人の苧纑商人をがせあきびとひ、路伴みちづれになりてゆきけり。
越後は妻有つまり上田の二しやうをながれて魚野川うをのかは急流きふりうをなし、魚沼郡うをぬまこほり藪上やぶかみの庄川口えきはづれににいたりて信濃をながるゝ川と合して、古志郡こしこほり蒲原かんばら郡の中央ちゆうあうをながれて海に入る。信濃の流はにごり越後は清し。