“藪蛇”の読み方と例文
読み方割合
やぶへび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神尾のやり方が穏かでないにきまっているから、騒いだ日には藪蛇やぶへびになるばかりか、自分たちもとばっちりをこうむるにきまっている。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その事情というのはその名画が、公表出来ないような筋道を通ってその人の手に入ったもので、届ければ藪蛇やぶへびになるのを嫌ったのである。
文覚の余計な奔走が藪蛇やぶへびとなり、この上重い咎なぞ受けてはかなわぬと思っていた。また文覚のいう政治力も半心半疑であった。