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不随
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ふずい
ふりがな文庫
“
不随
(
ふずい
)” の例文
旧字:
不隨
父はおぬいの十二の時に
脊髄結核
(
せきずいけっかく
)
にかかって、しまいには半身
不随
(
ふずい
)
になったので、床にばかりついていた。
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
その家の軒には「おめかし処」と父の筆で書いた
行灯
(
あんどん
)
が掛っていたのだが、二三年前から婆さんの右の手が
不随
(
ふずい
)
になってしまったので、髪結いもよしてしまったらしい。
アド・バルーン
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
人目
(
ひとめ
)
を
避
(
さ
)
けるために、わざと
蓙巻
(
ござまき
)
を
深
(
ふか
)
く
垂
(
た
)
れた
医者駕籠
(
いしゃかご
)
に
乗
(
の
)
せて、
男衆
(
おとこしゅう
)
と
弟子
(
でし
)
の
二人
(
ふたり
)
だけが
付添
(
つきそ
)
ったまま、
菊之丞
(
きくのじょう
)
の
不随
(
ふずい
)
の
体
(
からだ
)
は、その
日
(
ひ
)
の
午近
(
ひるちか
)
くに、
石町
(
こくちょう
)
の
住居
(
すまい
)
に
運
(
はこ
)
ばれて
行
(
い
)
った。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
半身
不随
(
ふずい
)
という病気が、まだ年からいえば若いいねの上にのしかかってきたことは、何といっても永年の過労の上に、晩年実枝を生んだことなどが病気の時期を早めたものにちがいない。
暦
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
“不随”の意味
《名詞》
不随(ふずい)
体が思うように動かないこと。
(出典:Wiktionary)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
随
常用漢字
中学
部首:⾩
12画
“不”で始まる語句
不可
不思議
不憫
不図
不味
不審
不埒
不幸
不愍
不相変