“ふずい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
附随64.3%
不随28.6%
附隨7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「自分に附随ふずいして今日までひとつに来た将士へも、直義へ附いた将士と同様、すべてに平等な恩賞を授与じゅよしてやりたい」
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その家の軒には「おめかし処」と父の筆で書いた行灯あんどんが掛っていたのだが、二三年前から婆さんの右の手が不随ふずいになってしまったので、髪結いもよしてしまったらしい。
アド・バルーン (新字新仮名) / 織田作之助(著)
その日本輿地全図にほんよちぜんずと、ならびにそれに附隨ふずいしている輿地実測録よちじっそくろくとがまだ完全に出来上っていなかったので、その完成を見るまでは忠敬の喪を公けに発表しないでおいたとうことで
伊能忠敬 (新字新仮名) / 石原純(著)