一釜ひとかま)” の例文
あらをはつたとき枯葉かれはおほいやうなのはみなかまでゝうしろはやしならみきなはわたして干菜ほしなけた。自分等じぶんら晝餐ひるさいにも一釜ひとかまでた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
よろこんだのは金兵衛で「こいつを香具師やしに売ってやろう。うん、一釜ひとかま起こせるかもしれねえ」壺を抱えて山を下った。
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そしてそっぽを向いて(これからは、なんでも世界一主義で行って一釜ひとかま起すんだ)とつぶやいた。