“シヅ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:しづ
語句割合
20.0%
20.0%
20.0%
13.3%
勢頭6.7%
志津6.7%
志都6.7%
6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
の人の眠りは、シヅかに覺めて行つた。まつ黒い夜の中に、更に冷え壓するものゝ澱んでゐるなかに、目のあいて來るのを、覺えたのである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
海のあなたのシヅかな国の消息を常に聞き得た祖先の生活から、私の古代研究の話は、語りはじめるであらう。
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
畢竟霊魂の遊離を防いで、イハシヅめるのだから、怒り・嫉みを静平にし、病気を癒し鬱悒を霽らす——霊魂を鎮めることゝ、呪ひを行ふことゝが、一続きの呪術だつたのである。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
シヅどちの、夜もの語りのありさまを 篁ごしに見する ともし火※
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
殆どすべてが女で、男では根人ネビト、並びに世話役とも言ふべき勢頭シヅを二三人、加へるだけである。神人になるのは、世襲の処と、ある試験を経てなる地方との二つあるのである。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
玄蕃ゲンバ盛政ノソバニ老功ノ武者アリ。志津シヅヶ嶽タケ(大岩山ノ誤リ)ニ向フ時、中川瀬兵衛清秀ノ取出トリデ(防塁ノコト)昨今ノ急築ナレバ、塀土ヘイドモ乾クカラズ。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此が記・紀になると、すせり媛・とよたま媛・やまとたけるの命の后王子らの歌・仁徳后の志都シヅ歌返歌・大春日皇后の歌など、皆夫君に奉る歌は、水の縁を離れない。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
シヅ代りに無数の小さな鈴をつける。
だいがくの研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)