“鎮(シヅ)” の例文
旧字:鎭
古(イニシヘ)ヨリ源平両家、朝(テウ)ニ仕(ツカ)ヘテ、平氏世ヲ乱ストキハ、源氏コレヲ鎮(シヅ)メ、源氏世ヲ侵(ヲカ)ス日ハ、平家コレヲ治(ヲサ)ム
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
畢竟霊魂の遊離を防いで、斎(イハ)ひ鎮(シヅ)めるのだから、怒り・嫉みを静平にし、病気を癒し鬱悒を霽らす——霊魂を鎮めることゝ、呪ひを行ふことゝが、一続きの呪術だつたのである。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
(三)皇御孫の命の天の御翳・日の御翳とつくりつかへまつれる瑞(ミヅ)のみあらかを、汝屋船(ミマシヤフネ)ノ命に天津奇護言(アマツクスシイハヒゴト)(古語云、久須志伊波比許登)をもちて、言寿(コトホギ)鎮(シヅ)め申さく……(大殿祭祝詞)