“鎮魂歌”のいろいろな読み方と例文
旧字:鎭魂歌
読み方割合
レクイエム33.3%
レクエイム33.3%
レクヰエム33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはホメロスの鎮魂歌(レクイエム)であった。その蚊は空をかける『イリアス』であり『オデュッセイア』であり、それ自身の怒りと放浪とを歌っているのであった。
族長(カボラル)は聖句も読みあげ、死人の蹠(かかと)に油を塗り、柩の蓋をすると、六人のコルシカ人は柩をかつぎあげ、低い声で鎮魂歌(レクエイム)を合唱しながら墓地(カンポサンタ)の方へ、夕星の瞬く丘の横道をゆるゆるとのぼっていった。
ずっと前から註文してあったリルケの「鎮魂歌(レクヰエム)」が二三冊の本と一しょに、いろんな附箋(ふせん)がつけられて、方々へ廻送されながら、やっとの事でいま私の許(もと)に届いたのだった。
風立ちぬ (新字新仮名) / 堀辰雄(著)