“寐鎮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねしず33.3%
ねしづ33.3%
ねしづま33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御祭がの十二時を相図あいずに、世の中の寐鎮ねしずまる頃を見計って始る。参詣人さんけいにんが長い廊下を廻って本堂へ帰って来ると、何時の間にか幾千本の蝋燭そうそくが一度に点いている。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
御祭おまつりの十二時を相図に、世の中の寐鎮ねしづまる頃を見計みはからつてはじまる。参詣さんけい人が長い廊下をまはつて本堂へ帰つてると、何時いつにか幾千本いくせんぼんの蝋燭が一度いちどいてゐる。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
狂女は果してざりけり。よろこへるお峯も唯へる夫も、褒美もらひし婢も、十時近きころほひには皆寐鎮ねしづまりぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)