“ゐきやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
異境50.0%
惟疆50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なが旅行りよかうつた諸君しよくんはおさつしでもあらうが、ひともなき異境ゐきやうで、滊車きしや滊船きせん出發しゆつぱつくらすほど徒然つまらぬものはない、つてつ、
この軍艦ぐんかん獻納者けんなうしやであれば、本艦ほんかん引渡ひきわたしの儀式ぎしきためと、ひとつには、最早もはや異境ゐきやうそら飽果あきはてたればこれよりは、やまうるはしく、みづきよ日本につぽんかへらんと、子ープルスかうから本艦ほんかん便乘びんじやうした次第しだいです。
「乙亥元鼎夭。以孫元協代嗣。君時七十。」夭したのは春風惟疆ゐきやうの長子で、養はれて春水の嗣子となつてゐた権次郎元鼎新甫げんていしんほである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)