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ろぢぐち
ふりがな文庫
“ろぢぐち”の漢字の書き方と例文
語句
割合
路地口
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
路地口
(逆引き)
いよ/\
御神燈
(
ごしんとう
)
のつゞいた
葭町
(
よしちやう
)
の
路地口
(
ろぢぐち
)
へ来た時、
長吉
(
ちやうきち
)
はもう
此
(
こ
)
れ以上
果敢
(
はかな
)
いとか悲しいとか思ふ元気さへなくなつて、
唯
(
た
)
だぼんやり
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
此
(
これ
)
だけを
心遣
(
こゝろや
)
りに、
女房
(
にようばう
)
は、
小兒
(
こども
)
たちに、まだ
晩
(
ばん
)
の
御飯
(
ごはん
)
にもしなかつたので、
坂
(
さか
)
を
駈
(
か
)
け
上
(
あが
)
るやうにして、
急
(
いそ
)
いで
行願寺内
(
ぎやうぐわんじない
)
へ
歸
(
かへ
)
ると、
路地口
(
ろぢぐち
)
に、
四
(
よつ
)
つになる
女
(
をんな
)
の
兒
(
こ
)
と、
五
(
いつ
)
つの
男
(
をとこ
)
の
兒
(
こ
)
と
夜釣
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
長吉
(
ちやうきち
)
は月の
夜
(
よ
)
に連れられて来た
路地口
(
ろぢぐち
)
をば、これは
又
(
また
)
一層の苦心、一層の
懸念
(
けねん
)
、一層の疲労を
以
(
も
)
つて、やつとの事で
見出
(
みいだ
)
し得たのである。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
両国橋
(
りやうごくばし
)
と
新大橋
(
しんおほはし
)
との
間
(
あひだ
)
を
一𢌞
(
ひとまはり
)
した
後
(
のち
)
、
長吉
(
ちやうきち
)
はいよ/\浅草の
方
(
はう
)
へ帰らうと決心するにつけ、「もしや」といふ一念にひかされて再び
葭町
(
よしちやう
)
の
路地口
(
ろぢぐち
)
に
立寄
(
たちよ
)
つて見た。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
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