“ろじぐち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
路地口50.0%
路次口25.0%
露地口12.5%
露路口12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしは開いた口がふさがらなかった、するとマチアは片手かたてでくつしたをつかんで、片手かたてでわたしを路地口ろじぐちからった。
三人仕立したて切棒きりぼう竹輿かご路次口ろじぐちすゑさせ自己おのれは夫に乘り方々とこゑかけさせながら本町へこそ到りけれ竹輿舁かごかきかねて心得ゐれば同町三丁目の藥種やくしゆ店小西屋長左衞門の前におろし戸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
木挽町こびきちょう河岸かしへ止った時、混雑にまぎれて乗り逃げしかけたものがあるとかいうので、車掌が向うの露地口ろじぐちまで、中折帽なかおれぼう提革包さげかばんの男を追いかけて行った。
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「わかったのは、つい、二刻ふたときほど前のことでございます。……ちょうど通りすがりに、露路口ろじぐちで騒いでいますから、あっしも、ちょっと寄ってのぞいてまいりました」
顎十郎捕物帳:06 三人目 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)