露路口ろじぐち)” の例文
七斤ねえさんはこれに対してまだ答えもせぬうちにたちまち七斤が露路口ろじぐちから現われた。そこで彼女は夫に向って怒鳴りつけた。
風波 (新字新仮名) / 魯迅(著)
「わかったのは、つい、二刻ふたときほど前のことでございます。……ちょうど通りすがりに、露路口ろじぐちで騒いでいますから、あっしも、ちょっと寄ってのぞいてまいりました」
顎十郎捕物帳:06 三人目 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)