“提革包”の読み方と例文
読み方割合
さげかばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又盗すまれてはと、箪笥に納(しも)うて錠を卸ろすや、今度は提革包(さげかばん)の始末。これは妻の寝静まった後ならではと一先(ひとまず)素知らぬ顔で床に入った。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
木挽町(こびきちょう)の河岸(かし)へ止った時、混雑にまぎれて乗り逃げしかけたものがあるとかいうので、車掌が向うの露地口(ろじぐち)まで、中折帽(なかおれぼう)に提革包(さげかばん)の男を追いかけて行った。
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)