“古革包”の読み方と例文
読み方割合
ふるかばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六篇もいつとはなく紙屑かみくずにしてしまったが、その中で、自叙伝めいた一篇だけは、さすがに捨てがたい心持がしたと見えて、今もって大切に押入の中の古革包ふるかばんにしまってある。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)