“よろめき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蹣跚50.0%
滄浪25.0%
蹌踉25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お松!」と叫んで蹣跚よろめき々々、主馬之進はお松の方へ走り寄った。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
糸織いとをりのなへたるにふらんねるをかさねし寐間着ねまき小袖こそでめさせかへ、いざ御就蓐おやすみをとりてたすければ、なに其樣そのやうふてはないとおつしやつて、滄浪よろめきながら寐間ねまへと入給いりたまふ。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
娘は無念さ、恥かしさ。あれ、と前褄まえづま引合して、蹌踉よろめきながらげんとあせる、もすそをお録が押うれば、得三は帯際おびぎわ取ってきっと見え。高田は扇をさっと開き、骨のあいからのぞいて見る。知らせにつき道具廻る。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)