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よろめき
語句 | 割合 |
蹣跚 | 50.0% |
滄浪 | 25.0% |
蹌踉 | 25.0% |
「お松!」と叫んで
蹣跚々々、主馬之進はお松の方へ走り寄った。
糸織のなへたるにふらんねるを
重ねし
寐間着の
小袖めさせかへ、いざ
御就蓐と
手をとりて
助ければ、
何其樣に
醉ふては
居ないと
仰しやつて、
滄浪ながら
寐間へと
入給ふ。
娘は無念さ、恥かしさ。あれ、と
前褄引合して、
蹌踉ながら
遁げんとあせる、
裳をお録が押うれば、得三は
帯際取って
屹と見え。高田は扇を
颯と開き、骨の
間から
覗いて見る。知らせにつき道具廻る。