“むだあし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無駄足40.0%
冗足20.0%
徒足20.0%
贅足20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たびたび無駄足むだあしんでいる丹生夫人に気の毒でもあり、此方も無聊ぶりょうに苦しんでいる折柄でもあったので、加減が悪くて臥たり起きたりしておりまして失礼な恰好かっこうを致しておりますがと断らせて
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
今日はうちが婚礼だからと云って断ると冗足むだあしをするべいじゃねえ、炭がなければ此の寒いのに木片こっぱを焚いてブウ/\云ってあたるくらいで、大勢の人に寒い思いをさせなければなんねえから
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
如何ぞとみゝ振立ふりたてうかゞへば折節をりふし人の歸り來りて語る樣は棟梁おかしらおほせとほり今日は大雪なれば旅人は尾羽をばちゞめ案の如く徒足むだあしなりしとつぶやきながら臺所へあがる其跡に動々どや/\と藤井左京を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
助けてやらん是より道程みちのり何程なにほどあるやと問ひければ八五郎然樣さやうさ四里八町と申せども多分たぶん中頃なかごろで爲す仕事ならん一筋道すぢみちゆゑ御出おいでなされば間違ひなけれ共餘程時刻もおくれたれば贅足むだあしならんといふに半四郎は最早もはや立上たちあが假令たとへ贅足むだあしになればとて元々なり某し一ト走りに追着おひつきたすけてやらん大方おほかた渠等かれら怪我けがもあらんにより本道ほんだう外科げくわ兩人の醫師を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)