“ほくこく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
北国71.4%
北國28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黄い埃塵が北国ほくこくの冬の吹雪のやうに堅くとざしたホテルの硝子窓の内までザラザラと吹き込んで来るのを見た。
(新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
拙僧わし北国ほくこくの雲水でござるが、得庵先生御在宅なら、暫く御意を得たいと思ひまして……」
さゝに、大判おほばん小判こばん打出うちで小槌こづち寶珠はうしゆなど、就中なかんづく染色そめいろ大鯛おほだひ小鯛こだひゆひくるによつてあり。お酉樣とりさま熊手くまで初卯はつう繭玉まゆだま意氣いきなり。北國ほくこくゆゑ正月しやうぐわつはいつもゆきなり。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
北國ほくこく街道の上には夏草がのびてゐた。
霧の旅 (旧字旧仮名) / 吉江喬松(著)
北國ほくこくてんたかくしてうませたらずや。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)