北國ほくこく)” の例文
新字:北国
さゝに、大判おほばん小判こばん打出うちで小槌こづち寶珠はうしゆなど、就中なかんづく染色そめいろ大鯛おほだひ小鯛こだひゆひくるによつてあり。お酉樣とりさま熊手くまで初卯はつう繭玉まゆだま意氣いきなり。北國ほくこくゆゑ正月しやうぐわつはいつもゆきなり。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
北國ほくこく街道の上には夏草がのびてゐた。
霧の旅 (旧字旧仮名) / 吉江喬松(著)
北國ほくこくてんたかくしてうませたらずや。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)