“繭玉”の読み方と例文
読み方割合
まゆだま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば粟穂あわぼ稗穂ひえぼの餅を食ってしまうことを粟刈り、繭玉まゆだまの餅を食うのを繭掻きもしくは繭ねりというの類である。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
不動様のお三日さんにちという午過ひるすぎなぞ参詣戻りの人々が筑波根つくばね繭玉まゆだま成田山なりたさん提灯ちょうちん泥細工つちざいく住吉踊すみよしおどりの人形なぞ
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
繭玉まゆだまのかたちを、しんこでつくつてそれをたけえだにさげて、お飼蠶かいこさまをまもつてくださるかみさまをもまつりました。病氣びやうきたふれたうまのためには、馬頭觀音ばとうくわんおんまつりました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)