“ほっこく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
北国98.0%
北國2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北国ほっこく街道から西に入った黒姫山くろひめやまの裾野の中、雑木は時しもの新緑に、ひる過ぎの強烈な日の光を避けて、四辺あたりは薄暗くなっていた。
怪異黒姫おろし (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
そうして光りかがやくくれないのトマト畠を想像して見た。そうした北国ほっこくの野菜畠の外光はどんなに爽快だろう。そうした畠の斜面は。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
そも/\空想くうさうは、空氣くうきよりもほのかなもので、いま北國ほっこく結氷こほり言寄いひよるかとおもへば、たちまはらてゝ吹變ふきかはって、みなみつゆこゝろするといふそのかぜよりも浮氣うはきなものぢゃ。